40肩の原因って?
そもそも、40肩というのは俗称で、50肩と同じです。ただ年齢によって40肩・50肩と呼び分けています。そして、その正式な病名は「肩関節周囲炎」。つまり、肩の関節の周囲が炎症を起こしている状態を指すのです。この炎症を起こす原因は確実にこれ!と断言できるものは確認されておらず、まず肩関節の痛みからはじまり、動かすことが苦痛に感じられるほどになっていくのが40肩です。この中には上腕二頭筋長頭腱炎、腱板炎、石灰性腱炎、腱板断裂、肩峰下滑液包炎などに細かく分かれるのですが、それらの「経年による肩近辺の炎症と痛み」を総称して40肩と呼んでいるので、腱板や、上腕二頭筋長頭腱での炎症等が原因で起こる症状、ということです。
40肩の主な症状
症状は主に、急性期と慢性期に二分できます。前兆として、腕があげにくい、なんだか痛い、といった期間を経て、急性期は腕を肩より上に上げるような動作で非常に強い痛みを感じ、エプロンをしたりブラジャーをつけたり、洗濯物を干したり、上にあるものを取ったり、といった日常的な動作すら不可能になってしまいます。また、夜間に強い痛みを感じるため、横になって眠ることができないといった辛い症状が出てくる人もいます。ここでようやく40肩に気がつくことも多いのが現状で、前兆の初期症状では分からなかったり肩こりと思ってしまう人も多いのです。急性期を過ぎると、慢性期に入ります。2~4週間の急性期に比べ、慢性期は半年~1年くらい症状が続きます。急性期ほどの苦痛は減ってきますが、それでもうっかりと強い動作をしてしまうと、急性期と同じ強い痛みを感じることになります。
40肩の治療法
これらの症状を緩和するために、まずマッサージや整体、鍼灸院などでの治療法を求める人がいますが、特に急性期や初期には整形外科を受診するほうが確実です。初期に気づいて受診することができれば、ひどい苦痛を伴う急性期に移行する前に、症状を緩和することができるので、違和感を感じたらなるべく早く受診しましょう。気づかずに急性期になってしまったら、やはり整形外科へ。この時期は動かさずに炎症部分を冷やすことが肝心です。この時に、「動かさないと固まる」などの誤った情報を鵜呑みにして動かしてしまうと、余計に悪化します。急性期は整形外科の受診と正しい安静を大事にしてください。この時期が過ぎ、慢性期へ入ったら、整体や鍼灸院などでマッサージや施術を受けることに効果が期待できる時期となります。慢性期と、その後の痛みのない回復期には務めて動かさないといけませんので、アイロン体操や壁這い運動、肩回しなど、鍼灸院や整体で指導を受けながらリハビリメニューを積極的にこなしていきましょう。